老朽マンションの高齢者の孤独死

同時進行で老いてゆくマンションと住民、高齢化社会の到来とマンションの老朽化問題が凝縮された象徴だ。日本経済新聞社が築20年以上のマンションに実施した調査では、高齢者が誰にも気づかれず自宅で死亡する「孤独死」が全体の13%発生していた。

世帯主で最も多い年代が60歳以上のマンションは37.6%。一人暮らしの高齢者世帯が住人の10%以上占めるマンションは全体の43.7%。築年別では築20年以上30年未満では36.8%、築30年以上では55.4%のマンションで一人暮らしの高齢者世帯を抱えている。20%以上と回答した割合も全体の16.9%にのぼっている
20年前に建てられたマンションでは14%が、過去にマンション内で65歳以上の孤独死があったそうで、うち築30年以上が70%を占めているとのこと。

●原因>>マンションは一軒家やアパートに比べ、地域と交流する機会が少ない。個人情報保護法という名のもとに、表札はおろか、郵便受けにさえ名前を出さない人も。●生活保護の申請の門前払い
●影響>>風評被害で資産価値が下がる。物件を探す側は安全性に疑問を持ったり、また何となく気持ちが悪く、購入を敬遠するに違いない。
賛同を得られるような人だけの仕組みでいいのでは