B-29

大辞泉「《Bはbomber(爆撃機)の略》第二次大戦中に登場した米国の4発重爆撃機ボーイング社製。日本本土への空襲に用いられた。 」

第二次世界大戦末期に就役した米軍の長距離爆撃機ボーイング社製。「Superfortress」の愛称を持つ。プロペラ4発。
長い航続距離を活かして、太平洋上のサイパンテニアンを拠点に日本本土に対する空爆に使用され、東京大空襲、広島・長崎に対する原爆投下など、歴史に残る多くの作戦で中心的な役割を果たした。後に朝鮮戦争でも使用された。

1945年に入りアメリカ空軍のカーチス・ルメイが、「日本の継戦能力を根本から絶つ」として、爆撃対象は軍・民間を問わなくなり、低高度からの夜間無差別絨毯爆撃を開始した。総計14万から17万トン(諸説あり)の爆弾を東京・大阪をはじめ、日本各地の都市に対して絨毯的に投下し、主要都市を焦土化した。東京大空襲や、大阪大空襲は、B-29の重要な戦果とされる。

 都市への無差別爆撃の目的は、商業施設・住宅・交通網に打撃を与え,労働者を殺傷し、軍需生産を停滞させ,生活難に市民を陥れて厭戦気分を起こさせることである。ここで,無差別というのは,目標を決めずに爆弾をばら撒くという意味ではない。都市爆撃にも,工場,住宅,繁華街など爆撃目標・爆撃予定地区は,爆撃機部隊ごとに定められている。無差別というのは,市民がいても軍人と同等に,無差別に扱う。爆撃目標に市民がいても一切関知しない。

広島市原子爆弾を投下したB-29エノラ・ゲイ長崎市原子爆弾を投下した機はボックスカーと呼ばれる。広島にはウラン型の「リトルボーイ」が、長崎にはプルトニウム型の「ファットマン」が投下された。
 エノラ・ゲイは、復元されスミソニアン博物館に展示されている。また、ボックスカーはアメリカ空軍博物館に実機が保管されている。

アジア太平洋戦争は,前線での戦闘だけではなく民間人の労働,兵器生産など後方・銃後も含めた軍民の総力戦であり、その本質は,大量破壊,大量殺戮であった。

(なぜこれをカタカナで書くか、それは日本だけの問題としておけないからなので、決して戦後流行のカタカナ英語と同様ではない、カタカナとは日本人が外来語を表記する習慣があればこそ外来語的に発信したいのだ)
ヒロシマとは広島に落ちた原爆、そしてその悲惨極まりない被害、原爆の恐ろしさ、という意味がこめられているのです。ナガサキも同様です。ですから、『ノーモア、ヒロシマナガサキ』、というふうに用いるのです。
ヒロシマ」、「ナガサキ」は世界中の人間が一度は耳にしたことがあるくらいに、もはや「国際語」、反核、平和にまつわる「世界の共通語」と化しているからです。「世界のクロサワ」、「世界的なマエストロ、オザワ」、ジョン・レノンの名声に便乗したかたちでの「オノ・ヨーコ」などと同じ文脈です。
ナガサキ平和祈念像
神の愛と仏の慈悲を象徴し、垂直に高く掲げた右手は原爆の脅威を、水平に伸ばした左手は平和を、軽く閉じた目は原爆犠牲者の冥福を祈っている。被爆10周年にあたる1955年8月8日に完成。
ドラマ はだしのゲン(広島)ひめゆりの塔 夕凪の街桜の国