中国誘拐児1000人以上、レンガ工場で強制労働

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ムーブ 中国拉致強制労働・・オリンピック拒否へ!? ・・・スーダン虐殺五輪

最少年は8歳、中には7年間も働いている子供、働けなくなった子は生き埋めにされた・・という。
人身売買のネットワークの存在、年間5,000人の誘拐、誘拐が日常茶飯事、人身売買会社の存在、病院の関与、子供一人750円で購入、18,000円で売却、逮捕者52人中には産科医、看護婦含む、犯人6人死刑判決。
事件の背景・・地方政府、公安当局、企業の癒着。政府高官の関与もあり。
強制労働罪懲役3年以下、誘拐罪5〜10年、悪質であれば死刑

来年この国で“平和の祭典”であるオリンピックが行われわけですが、中国は、チベット弾圧など現在も多くの人権侵害を行っていますが、それに加え、中世の西欧の奴隷労働による産業革命のような実態が、人権意識の高い欧米メディアで頻繁に報道されていることにより、北京オリンピックボイコットの気運は、さらに高まるのではないかと思います。

6月15日18時35分配信 毎日新聞【上海・大谷麻由美】
 中国山西省臨汾市の複数のレンガ工場で、誘拐された子供たち1000人以上が強制労働をさせられた上、虐待を受けていると、中国各紙が15日一斉に報じた。
 子供たちは国内各地で誘拐され、レンガ工場に500元(約8000円)で売られていた。両足をやけどしたり、手の指を鉄製の器具で縛られた子供たちもいた。粗末な身なりで荷車を引き、夜は脱走できないように監禁されていた。
 事件は子供が行方不明になった河南省の親400人が、レンガ工場から子供の救出を求める連名の声明をインターネットで発表し、同省の地元テレビ局が調査報道を行って明らかになった。
 山西省では4年前にも同様の事件が発覚した。背景には、地元府、公安当局、企業の癒着が指摘されている。
 中国政府も事態を深刻に受け止め、胡錦濤国家主席の指示で15日には、警官約5000人が捜索に出動。これまでに、知的障害者を含む成年、未成年の労働者計約380人を保護し、工場経営側の約120人を拘束した。

国民の怒りを静めるため、開放された労働者1人に対し1000人民元(約1万6000円)が支払われることになった。中国共産党は、問題の拡大を防ぐため一部のマスコミに対し、報道の自制を指示したという。

大紀元日本6月20日
 児童や知的障害者を労働者として酷使し、虐待した山西省炭鉱・レンガ工場の経営者・王兵兵の父親が、、洪洞県において2回連続当選された人民大会代表の曹生村党支部書記・王東記であることがこのほど明らかになった。中国「蒲湘晨報」によると、事件発生後、王東記氏はすでに行方をくらましたという。

 米VOAによると、河南・山西両省警察は、無許可経営レンガ工場および炭鉱に対し捜査を行い、すでに160人以上の容疑者を逮捕したという。また、山西省洪洞窟県黒レンガ工場事件で、指名手配された請負仕事の頭・衡庭漢容疑者は、6月17日に尋問のために同県まで護送され勾留されたという。

 情報筋によると、河南・山西両省の警察は炭鉱・レンガ工場に対する一連の打ち抜き調査行動の中で、引き続き強制労働させられた労働者を救出しているという。

 誘拐された児童らの父親400人が、社会各界へ山西省レンガ工場へ売り飛ばされた我が子の救出を呼びかけ、インターネット上で連名で救出応援の公開状を出したことで、世論の関心を集め、警察当局の行動を促した。山西省政府は10日以内に、誘拐された労働者を「無条件で解放」することを求め、期限が過ぎれば、県・市の指導者は「職務の過失」として処分すると明らかにした。

 「南方都市報」の評論では、洪洞県政府は本当の謝罪はしていないとし、なれ合いで事を穏便に解決するだけだと非難した。なぜならば、地元政府関係者は進んで責任を取る者は誰一人もいないからだと指摘している。

 洪洞県の村民たちは、貧困の上、就職の機会がなく、社会からの支援などがないことが、農民たちが奴隷労働者になったことと関係すると訴え、地元の住民は、レンガ工場の仕事を避けるため、経営者らはさらに貧困の地区へ労働者を求めたと指摘した。

 一部の村民は、「今や地方政府関係者が奴隷労働者を救出した英雄と自称しているが、長期にわたり、無許可レンガ工場の無視し放任して来たのが、まさに彼らである」と非難した。

 一方、逮捕された洪洞県レンガ工場経営者らのうち、ある経営者の妻は、レンガ工場の労働者の虐待について、職工頭が主な責任を負うべきだと主張した。また、地方政府関係者について、「政府当局はわれわれに対して、非合法だということで、賄賂として金銭を求めた。しかし、それ以外に、彼らは何もしておらず、すべてを見て見ぬふりをしている」と指摘した。

 中国国内メディアによると、洪洞県政府は事件発生にかかわるレンガ工場の労働者に対して謝罪をした上、地元相場最低賃金基準の470元(約7238円)の3倍、すなわち、1人当たり1410元(約2万1714円)を支給することにしたという。しかし、多くの奴隷労働者が、地元政府とどのように連絡を取るのかについては触れていないという。

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山西の炭鉱工場、誘拐された子供が奴隷に、父親らの救出劇

 【大紀元日本6月16日】中国の闇業者が児童や知的障害者を誘拐し、炭鉱工場やレンガ工場などに売り飛ばしている実態が明らかになった。中国山西省などの炭鉱工場から、一部の親が子供の救出に成功し、ネットサイトで救援状を出し、救出過程の一部を明らかにし、いまだに救出されていない大勢の子供を救うよう呼びかけている。また、事件を取材、救出に同行した河南省テレビの記者は、現地司法関係者の事件への関与などを指摘し、これまで闇に隠されていた子供たちの悲惨な現状など様々の真相が徐々に明るみになっている。

 6月5日、約400人の河南省の父親がネットサイトに連名で救援状を出した。それによると、行方不明になった子供を捜すために、全国各地を転々とし、様々な苦難を乗り越え、紆余曲折を経て、中には全財産をつぎ込んだ人もいるという。そして、最近になって、ようやく子供らが山西省の炭鉱工場で奴隷のように働かされているのことを突き止めた。父親たちは出稼ぎ労働者を装い、工場内部に入り込み、2ヶ月あまりの時間をかけて、40人あまりの子供を救出したという。

 また、子供たちの境遇について、以下のように記録している。「7年間ここで働いてきた人もいる。脱走に失敗した者は凄まじい暴力を受け、中に体に重い障害を残す人もいる。また、用心棒から背中に真っ赤に熱くしたレンガを押し付けられた少年もいる。この子がその後救出され、病院で数ヶ月の治療を受けたが、火傷は治せなかった。彼らは、毎日14時間以上働くが、ご飯すら満腹に食べさせてもらえない。疲れ果てた人が、少しでも手を抜けば、用心棒から暴力を受ける。殴る蹴るの暴力は日常茶飯事。重傷を負った人には、治療を受けさせることもなく。炭鉱主が危篤になった人を生き埋めにして死なせる。長い間風呂に入っていないため、皆体中に乾癬のようなフケがある。一番幼い子供はわずか8歳。8歳の子供は、一食を得るために、毎日大人すら耐え難い重労働に従事している。人身の自由が完全に剥奪され、24時間用心棒に見張られている」。


また、河南テレビは6月11日までに、計21回の関連番組を制作・放送、千人以上の親が同テレビ番組に駆け込み、行方不明になった子供の捜索を要請した。
 河南テレビの放送によると、山西省の多くの炭鉱工場が未成年の子供や知的障害者を働かせている。こうした労働力は、コントロールしやすく、反抗能力が低いためである。彼らは毎日平均16時間以上働き、「豚の餌のような食べ物を食し、牛・馬のように働ている」という。それでも、彼らは頻繁に工場主や監視役からひどい暴力を受けるという。

河南省では4日間にわたる摘発に警察官3万5000人が動員され、7500か所のレンガ工場などが捜査の対象となったという。 山西省関係者も同規模の摘発の実施を約束している。