火曜市!弟の戦争
- 作者: ロバートウェストール,Robert Westall,原田勝
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 1995/12/01
- メディア: 単行本
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弟が、ある時奇妙な言葉をしゃべりだし、「自分はイラク軍の少年兵だ」と言い始めた。フィギスは12歳。1990年、湾岸戦争が始まった夏のことだった…。
湾岸戦争の描写だが、余りにもイラク戦争に酷似しててびっくり。じゅうたん掃射、空爆してから上陸、多国籍軍の姿勢・・・。なぜ、イラク戦争の時に取り上げられなかったのか??――メディア規制?
・・・イギリスの生態が覗ける。差別(アラブ=ホモかよ?!)王室ゴシップ、ナチの影響・・・。侘しい島国だな〜。
こんなぶっとんだ設定を、繊細にリアルに描ききるのがスゴイ。
アラブ系医師のラシード先生。なんかERに出てきそうな複雑インテリさんだな。
*海辺の王国:も書いてるのか。確か、青春アドべ偶然聴いた覚えが。
なんか、海辺放浪でもの悲しいんだけど、冒険わくわくみたいな、不思議すぎる印象だったので引っかかってた。