表記・・・・カタカナ英語

rashu2006-01-20

細かい原則は除けて、”なぜ2つあるのか”とか2原則の中間辺りをまとめるか。
①JIS表記(工学系)・・・日本規格協会のJIS(Japan Industrial Standard/日本工業規格
工業標準化法により経済産業大臣が定める,鉱工業品の種類・形状・寸法・構造などに関する規格。パソコンを開発した際に作られた漢字コードやキーボード配列など、さまざまなものがJISで規格化されている。
そもそものJIS用語は術語(学術語・専門語)をまとめたもの。だから読んで理解できる人は限られる。*。JIS用語はある分野で使う単語ごとに表記と定義を決めている対訳用語集なんだ。つまり、英語のつづり(スペル)をどう書き表すかという観点に立ったものではない。*もっと言えば学会や工学界が国語規範や慣用を考慮せずに内輪だけで決めた用語集
日本規格協会(JIS)は、コンピュータやワープロなどで用いる漢字について、その漢字の種類(文字集合)と、各漢字をデータとして処理する際の数値表現(文字コード)の規格を独自に定める試みを続けてきた。
前者「文字集合」は、常用漢字などと同じく、夥しい数の漢字の中から一定数の漢字をとりだしたもので、俗にJIS漢字と呼ばれる。”
パソコンの
wiki沿革・JIS部門別件数

JIS規格の編集委員>>そこで調べてみた結果、本来の日本語の表記としては長音をつける方が正しいです。しかしながら、自然科学の分野や工学の分野では、慣習的に長音をつけない表記方法が用いられています。ですから、長音をつける表記も良く目にするわけです。このようなことから、最近のJIS規格では、長音をつけて表記するようになっています。

question:1085558411 ※Wikipediaノート:外来語表記法
②国語規範(文系)・・・国語審議会報告(平成3年内閣告示第二号)「外来語の表記」→まとめ一覧図
新聞社など多数のマスコミはこの国語規範に準拠している。これの前書きには、科学、技術、芸術、その他の各種専門分野や個々人の表記にまで及ぼそうとするものではない。あくまで現代国語を書き表すためのよりどころを示すものだと書かれている。
 

③2原則間の問題  例)トランジスタ,プロセッサ 
鄯長音符号
表記法では(JIS規格 Z8301) 言語の語尾がerまたはorで終わる語は (1)3音節以上の場合は「ー」を省く、 (2)2音節以下の場合は「ー」をつける。

長音省略形式の規範・・・国語規範は、原則的に長音符号を付けることになっている。しかし、JISでは長音符号を省略するという包括的な規定は無い。単語ごとの用語集で結果的に長音符号が付いていないだけである。
つまり、長音符号を省略する場合、JIS用語集にある単語だけにとどめるのが正しい表記になる。つまり、どれがJIS用語かいちいち調べることになる。
いずれにしても長音符号をすべて省略するという規範は存在しない

鄱“慣用上の原則”専門分野による表記の違い  
「包摂・一定の範囲の中につつみ込むこと」の考え方によって新旧の字体を区別せず、一つの文字として扱っているものがあり、両者を区別したい場合にも区別できないという問題
鄴JIS用語はすべての用語を網羅しているわけじゃないから、一般用語と混在する。そうすると単語によって長音符号が付いたり付かなかったりして「不統一」に見える問題
“国語規範”と“JIS表記”というダブルスタンダード状態で揺れているが、”すべてに対応できる原則を作ろうとすると無理が生じる”
 ※マニュアル制作請負業日本工業標準調査会国語国字問題Wikipediaアスキー デジタル用語辞典