森林カウンセリング

森林セラピー・エコセラピードイツへようこそ
人の周りの空間や対話の空間は、人の心に決して少なくない影響を及ぼす。
人は体の延長線としての個人空間を持ち、狭い所・不安定な所にはストレスを感じる。
せまい都会の人の心は、それを解放できる場を求める。
その適するものとして、森林が知られている。
元々祖先は、森や草原で広い縄張りを持って暮らしていた。
森林カウンセリングには2つの方法があり、
まずはクライエントとカウンセラーが散策をしながらカウンセリング(言語あるいは非言語で)を行い、クライエントの心の変容に働きかけていく方法
そして、もう1つは、集団やグループで行う方法。これは、まさに森林をカウンセリング空間としてとらえていくことが良いのだと思う。集団・グループで森林内で活動を行い、相互理解を深めていく方法です。
いずれの方法でもカウンセリング空間として森林環境を利用するので、森林の持つみどりの連続景観、木漏れ日、葉擦れや小鳥の鳴き声、林間の微風など、様々な自然の風致を感受、体感しながら行うことが特徴。
確かに、「良い森林」は、歩くだけで気持ちよい。
それは、森林医療「森林セラピー」面も持ち、森林浴、森林レクリエーションを通じた健康回復・維持・増進活動でもある。
平成15年度にが行われた、「森林の健康と癒し効果に関する科学的実証調査」では、森林内外における運動の前後に、血液採取及び気分検査等を実施している。これにより、森林環境における医学的な実証が行われたことになる。現段階では大まかな調査であるが、森林環境において運動を行うと、免疫細胞が活性化されることが有意に示された。また、ストレスホルモンのコルチゾールが、都市環境より森林環境にいる方が有意に低いことが示されている。緊張・不安、抑うつ・落ち込み、怒り・敵意、疲労、混乱などの項目が運動の前後において、都市環境より森林環境にいる方が有意に低いことが示されてた。

 これらは、主にドイツで発展して来た。セバスチャン・クナイプ司祭が始めた、クナイプ療法や、さらに幼児を対象にした森林での保育もある。
 秋田県内でもご自身の山を幼児たちに開放し、効果を上げている方もいる。
また、人工空間を離れてのカウンセリング時間には「転地効果」の作用も期待できる。

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