12/15 西谷文和さん『イラク 戦場からの告発』

アメリカ軍の撤退を求めて〜
報道されなかったイラク戦争〈西谷文和の「戦争あかん」シリーズ・1〉3月ヨルダンとシリアで「イラクスタディーツアー」

 守屋防衛省次官の接待疑惑で、連日大騒ぎである。しかしそこに暗躍する「武器商人」の姿は、国民の前に現れない。守屋という「トカゲの尻尾の先」は、「悪者」として報道されるが、アメリカの軍産複合体の犯罪は、メディアでは報道できないのだろうか…。

ミャンマー軍に取材中殺害された長井さんの事件、ミャンマー軍への怒り。

アメリカ軍がイラク油田は握るが治安は維持できないという状況で、イラク傀儡政権やシーア派スンニ派などの民族間での武力抗争が激化しているという。

フセイン時代の圧制の怨念も重なり泥沼化しているという。かといってフセインが処刑されても事態はいっこうに良くなっていない。武力で民衆を弾圧することは一時的には抑えつけられるかもしれないが、沈黙の怒りが折り重なっていく。いつか爆発することは、ミャンマーでもアフガンでも、そしてイラクでも証明されている。

タイ北部の世界遺産スコータイ歴史公園」で殺害されて見つかった日本人とみられる女性