ニュータウンの持続可能なマネジメントの展望006>より

千里ニュータウン内の2地区の242世帯にアンケート調査を行いました。
 約8割の人が「今の家に住み続けたい」と思っていることがわかりました。ただ、それらの回答の中には、「家の維持管理を続けられるかどうかわからない」、「安心して住み替えられる老人ホームを千里ニュータウンにつくってほしい」、「デイサービスセンターに行く前の人達が集まれる場所が欲しい」などの声も聞かれました。

 また「住み替えに関心がある」または「住み替える」などと回答した「住み替え層」は、結論だけ言いますと、「今の家を売るか子供に譲って、駅前などの便利な場所にあるマンションや高齢者住宅に住み替えたいと、漠然と考えている」ことがわかりました。

定住層に対しては「住宅に対するメンテナンスの支援と相談」、「高齢者の交流拠点づくり」です。住み替え層に対しては、「安心して住み替えができる住宅の提供や相談・情報提供」、「千里ニュータウンとその周辺における多様な住宅の供給」が必要です