学際科目2 食をとりまく環境−食、安全、安心− 

大学生協 京滋・奈良地域センター寄付講座】10月5日(金)〜1月18日金5 18時20分〜19時50分
大学生の健康問題・食育問題は憂慮すべき段階にある。食生活のアンバランス、睡眠不足、ストレスの増進、情緒不安定など枚挙に暇がない。この講座は快適なキャンパスライフがおくれるよう学生諸君に健康問題や食生活を中心にレクチャーするものである。
前回(2004年度)は、「キャンパスライフ・食と健康」を設けて、健康問題に焦点をあてて幅広く授業を展開してきた。今回は「キャンパスライフ・食をとりまく環境」のテーマで食に関わる問題を焦点に講座を設ける。「食の安全・安心」の視点から本物作りにこだわる生産者の視点を話してもらい、さらにその商品を巡る流通の諸問題をレクチャーしていただき、学生諸君の眼前に提供される食品の問題まで取り扱う予定である
1.講座の紹介と食の現状(名和又介:同志社大学言文センター教授、大鉢忠:同志社大学工学部教授)
2.学生の食生活と健康(蓮見澄:大学生協連合会、学生生活担当課長)
3.大学生協の食生活相談から(飯田朋子:京都事業連合管理栄養士)
4.自然の力を活かしたトマトづくり(堀田金義:治道トマト組合組合長)
5.安心・安全、ホンモノの牛乳を求めて(幅田信一郎:大山乳業協同組合組合長)
6.食の安心・安全そして信頼(坂本茂:京都生協本部長)
7.田んぼの未来を考える(増田佳昭:滋賀県立大学教授)
8.農業労働と健康(垰田和史:滋賀医科大学助教授)
9.地球にいいことはじめよう(南出隆久:京都府立大学教授)
10.体重は何を意味するのか?(三木健寿:奈良女子大学教授)
11.京都の名水と暮らし(鈴木康久京都府農林水産部企画課)
12.卵からみえる今どきの「食」(高橋茂雄:京都生協商品部)
13.講座の終了と問題点の整理(名和又介:同志社大学言文センター教授)
始めと終わりをのぞいて、毎回ゲストをむかえて、現場の話をしていただく予定です。