BSドキュメント 世界はこうしていじめと闘う

●カナダ 他 ボルディチィウス?大人たちよ逃げるな〜カナダ・いじめ防止プログラム〜−
 校長が被害を受けた子供に謝る所が立派。責任とはこういうもの。
アメリ
 米国フィラデルフィア近郊のアッパーマリオン小中学校では、ほかに先駆けた「いじめ対策」を行っている。子どもたちだけで過ごす時間が「いじめ」の温床となりやすいため、休み時間をほとんどなくして昼食時の自由行動も制限している。こうした荒療治に加え、「ルール」を明確に定め、反した者には厳しい「罰」を与えることこそ、「いじめ」封じにつながるとしている。そして,「殺す・死ね」などの言葉,すぐに手を上げたり,殴ったりの実際の暴力を強く禁止している。
◇◆あらすじ◆◇
体格のことなどでいじめられている小6の男の子→自分も人を叩いたり暴言を吐くようになる→「銃をぶっ放す」発言 →停学・退学が検討され、3日間の自宅謹慎へ

いじめられる側にもカウンセラーがいじめられないための積極性を身につける訓練を行なっている。今,どこの学校でもいじめられる側への授業が少ない。この学校では今それを始めたところ。カウンセラーは身を守るスキルを教えることは非常に大事,いじめられる側の子どもたちを集めて授業をすることは,「いじめを受けているのは自分だけではない」と思えることだと話していた。
 「ルールと罰」。この方法でペンシルバニア州では「いじめ反対法」が作られ,同様の法律が全米の30州で定められていると言う。
先日4日のNHK総合「ようこそ先輩」で堀田 力さんが後輩たちにイジメをなくす憲法を作らせたが,日本でも罰則はともかく,全国各小中学校でそれぞれのルールを作ること(校則の中に入れても良い)を考えても良いのではないか。

●韓国
いじめ対策で先導的役割を果たしてきたソウル市内のソンウォン中学では、「いじめの事実を知った者は、教師に報告する」よう、徹底的にたたき込み、いじめ情報の把握に努めている。さらに見回りの強化や警察を加えた対策委員会の設置など、さまざまな対策を打ち出している。一見、強硬的とも見える方法でいじめと向き合うソンウォン中学の取り組みを紹介