南北問題を実感.貿易ゲーム

「国の技術力」に見立てたはさみや定規を使い、「資源」となる紙を指定された形に切り取って、共通のルールで販売してドルを稼ぐという内容。グループによって与えられた道具の数や紙の枚数が異なるため、先進国に見立てた有利なグループがどんどん数字を伸ばす一方、ゼロのままの「途上国」もあった。

 最も不利なグループでリーダーを務めた大槻圭太君(17)は「技術や資源のない国は大変だという今の貿易制度がよく分かった」と話していた。