BDS

(Book Detection System)

資料盗難防止システム。出入口付近にゲートのように設置され、貸出手続の済んでいない資料を持ち出すとアラームがなり職員に知らせるシステム。
 資料には磁気テープが埋め込まれており、貸出手続時にカウンターで消磁処理をする。開架資料の紛失を防止し、鞄の持込が可能になるなどの利点があるが、他のビデオテープやフロッピーなど磁気のあるもので反応してしまうなどの問題点もある。
 また古典籍など貴重な資料には磁気を埋め込めない。
 通常は、貸出手続きの際にタトルテープの信号を消去することで、ゲートをそのまま通過できます。

 返却されなかったり、無断持ち出しや行方不明本は未だに多く、蔵書の充実を妨げている。
しかし、財政が厳しい状況の今、コストの面からすべての本にそのチップをつけることはできないのが現状。主に参考書、各種辞典、郷土資料本など貸し出しが禁止されている本しか、チップが装着されていない所も。

*参考*司書ハチ日乗